目次
概要
パートナーベンチマークについて
世界のモバイル広告業界の企業、アプリ開発者、マーケターは、一般的にどのようなユーザー獲得チャネルを使用しているのでしょうか?
Adjustは、バイイング戦略に最適なネットワーク、最適なチャネルミックスを構築する方法、新たな優良ユーザーを獲得できる方法を明らかにします。また、ここでは、モバイルアプリエコノミーの世界的な成長に注目し、ゲーム、Eコマース、ショート動画配信カテゴリーの成長トレンドを詳細に解説するとともに、パンデミックがフードデリバリーアプリに与えた影響を分析します。
調査方法
「パートナーベンチマーク」レポートでは、Adjustが2021年上半期に計測したデータを基に、272のネットワークと5,460のアプリから得られた60億以上のペイドインストール数と1,600億のセッション数を分析しました。Adjustの顧客は世界246ヶ国でビジネスを展開しており、特に北アメリカ、EMEA、APACで優れた業績を収めています。Adjustは業界の動向を俯瞰的に分析し、主な調査結果をAdjustの「モバイルアプリトレンドレポート 2021」や他の業界レポートのデータと比較しています。
「パートナーベンチマーク」レポートは、一般的なAdjustの広告主が最もよく使用しているチャネルミックスの詳細なデータをマーケターに提供する目的で作成されました。このベンチマークでは、地域、カテゴリー、プラットフォームを自由に選択できます。たとえば、LATAM(中南米およびメキシコ)のEコマース企業またはアプリの場合、関連するカテゴリーや地域のフィルターを適用することで、Adjustを使用している他の広告主の費用投入先から市場で最もよく使用されているチャネルを確認できます。
使用データは、Adjustの顧客特有のチャネルミックスとなっています。これにはすべてのAdjustの顧客が含まれるため、Adjustを使用しているAppLovinのすべてのゲームアプリも入ります。また、最終的なランキングを決定するために、業界の情報を集約して、より正確な順位を決定したものもあります。
上半期
2021年1月~6月
272
評価対象のネットワーク数
~60億
評価対象のインストール数
オーガニックを除く
5,000以上
計測されたアプリ数
~1,600億
アプリ起動数
調査結果 1
アプリエコノミーは世界的成長を見せているが、成長に影響を与えている要因は地域によって異なる
アプリエコノミーとエコシステムは常に成長を続け、世界中の新たなユーザーにリーチしています。特に過去1年半の間は、この傾向がこれまで以上に顕著に見られました。2021年上半期、世界的に見たアプリ支出額は650億ドル近くに達し、前年比24%を記録しました。すでに確立された市場から、モバイルインターネットへのアクセスが広く普及し始めた市場まで、これまで以上に多くのユーザーが、効率化やエンターテイメント、日々の仕事のためにモバイルを使用するようになったのです。しかし、多くの場合、この成長の推進力となるアプリカテゴリーは市場や地域によって異なります。
さらに、トルコではプラットフォーム比率の偏りも見られ、Google Play ストアがダウンロード数の85%を占めるなど、App Storeをはるかに上回っています。東南アジア(APAC)は依然としてモバイルゲーム市場の世界的リーダーとして君臨しています。これは特に日本で顕著で、2021年第1四半期だけでも収益が51億ドルに達しています。一方で、合計アプリダウンロード数やモバイル普及率の点において世界有数の市場となったトルコでは、ゲーム以外のカテゴリーが成長を後押ししています。
トルコのApp Store・Google Play ストアのダウンロード数は2021年第1四半期に12億回を記録し、2025年までに56億回に増加すると予測されています(2020年の44%増)。これにより、トルコはダウンロード数でヨーロッパ第2位の市場となったとともに、世界のアプリパブリッシャーや広告主にとって極めて重要な存在となりました。同市場が成長・成熟し続ける中、エンゲージメントと広告収益の増加も期待されており、App Store・Google Play ストアの消費者支出額は2025年までに16億ドルに達すると予測 されています(2020年の194%増)。
さらに、トルコではプラットフォーム比率の偏りも見られ、Google Play ストアがダウンロード数の85%を占めるなど、App Storeをはるかに上回っています。トルコのアプリ市場は非常に多様性があり、パブリッシャーはゲームではなく、それ以外のアプリによりフォーカスしています。現在、トルコのパブリッシャーがリリースしているPlay Storeのアプリのうち、71% がゲーム以外のアプリとなっています。最もシェアが大きく、成長が速いカテゴリーはヘルス&フィットネス、ビジネス、教育アプリです。
ヘルス&フィットネスアプリでは、2021年現時点でのセッション数が2020年の平均値と比較して120%増加しています。教育アプリのセッション数は10%増に留まっています。
120%
ヘルス&フィットネス
トルコ市場の大きな成長の機会を活かすパブリッシャーと広告主は、同市場の継続的な成長によるアプリ利用率と支出額の増加からメリットを得られます。トルコの全カテゴリーにおいて、Facebook、Google、AppLovin、Unityがトップのネットワークとなっています。ユーザー獲得(UA)マネージャーが費用の分布先として使用しているその他のネットワークにはHeadwayとApp Samuraiがあり、それぞれEコマースとビジネスカテゴリーで特に高いパフォーマンスを見せています。APACにおけるアプリエコノミーの成長の様子はまた異なっており、同地域のアプリ開発者は依然としてゲームに大きく焦点を当てています。たとえば日本を見ると、モバイル消費者の支出額は2020年に200億ドル(前年比+20%)、モバイルゲーム市場の規模は $139億ドル(前年比+20%)、モバイルゲーム市場の規模は139億ドルに達しています。
Adjustのデータは、2021年の前半にゲームのインストール数が(2020年と比較して)41%増加したことを示しています。また、ハイパーカジュアルのインストール数は31%増加し、2019年から2020年にかけて45%増となりました。セッション数も一貫して伸びており、ゲームカテゴリーは2021年現時点で23%増、ハイパーカジュアルは12%増となっています(2019年から2020年にかけてはそれぞれ42%増、99%増)。
APACのほとんどのカテゴリー・市場において広告費用が最も多いのはFacebookとGoogle 広告ですが、包括的なバイイング戦略にとって重要なのはビジネスの拡大です。Apple Search Ads、LINE広告、TikTokなどのネットワークはいずれも同地域で良いパフォーマンスを見せています。特にLINE広告、Skyfall、nendなどの現地ネットワークは、ニッチなターゲットにリーチし、さまざまな潜在的ユーザーを取り込む力があります。この点において、これらのネットワークは現地市場に関する専門知識の重要さを表わしており、同地域で競争優位を得たいと考えているユーザー獲得マネージャーに欠かせないものとなっています。
調査結果 2
ゲームアプリは引き続きユーザー獲得を促進する最大のカテゴリー
ゲームは長い期間にわたってモバイルカテゴリーの首位に立ち、絶え間ない進化とイノベーションで、その地位を揺るぎないものとしています。
- すべての地域・カテゴリーにまたがる5,460のアプリについて、Adjustの世界的な調査データからは、全カテゴリーのユーザー獲得広告費用合計の50%をゲームが占めていることが分かりました。
- 支出額が最も多いのはAPACの企業で、ゲームアプリユーザー獲得の広告支出額の64%が同地域のものとなっています。
- 世界的なサブカテゴリーのトップはパズル(16%)ですが、APACではロールプレイング(23%)です。
2021年のゲームアプリダウンロード数
ゲームは2021年も依然として最大のモバイルカテゴリーで、iOSの全ダウンロードの1/4、Androidの全ダウンロード数の21%を占めています。これはAdjustの「グローバルアプリトレンドレポート」でも裏付けられており、セッション数、インストール数、アプリ内滞在時間、1日あたりのセッション数がすべて急激に増加したことが分かりました。GamesIndustry.bizによると、2023年までに、AndroidとiOSにおけるプレイヤーの支出額は1,170億ドルに達すると予測されています。また、2030年の終わりまでにモバイルゲームの市場価値は2,720億ドルになると見込まれています(2020年にすでに980億ドルを記録)。
Adjustのデータをベンチマークテストした結果、ゲームは業界の合計広告費用の50%を占めることが分かりました。全体的に見ると2位のカテゴリー(Eコマース)はわずか16%となっています。この傾向はAPAC地域で特に強く、Adjustが計測しているゲームアプリの広告費用の分布は64%と高い割合を見せています(その次は出版(書籍、雑誌)アプリの11%)。さらに、北アメリカでは57%(その次はフィンテックの14%)、EMEAでは39%(その次はEコマースの27%)に達しています。
同地域ではFacebook、Google 広告、TikTok、Unity、Mintegralが上位に位置付けている中、AppLovinとIronSourceも高いパフォーマンスを見せています。
これらの世界的なネットワークにおけるインストール単価に注目すると、トップはAppleの3.86ドルです。Facebookのインストール単価は1.02ドルで、Google 広告は0.91ドル、さらにAppLovin(0.58ドル)、ironSource(0.39ドル)、Mintegral(0.19ドル)と続きます。
ハイパーカジュアルはゲームの全体的なUA促進において依然として重要なカテゴリー
サイズが小さくすぐにプレイ可能で、繰り返しプレイしたくなるモデルを採用しているハイパーカジュアルゲームは、従来のゲーマーの定義を広げるとともに、近年のゲームの成長推進力としてのポジションを強固なものにしました。Adjustの「グローバルアプリトレンドレポート」では、2020年のハイパーカジュアルのインストール数・セッション数はそれぞれ43%、36%となっており、2021年の最初の3四半期でさらに44%増加しています。世界各国でロックダウンが始まった2020年3月中旬、ハイパーカジュアルのセッション数は同年平均を72%上回る急成長を遂げました。この後も、セッション数は2021年にさらに2%増といまだに増え続け、前述のピークを含めないと25%の増加になります。
APACも例外ではありませんでした。Adjustのデータによると、2020年においてAPACのすべての市場でセッション数が急増し、日本の前年比増加率は99%に達しました。その成長トレンドは、2021年もさらに10%増加しています。
日本のセッション数
前年比で99%増加
ユーザー獲得単価はすべての地域において減少していますが、米国のユーザー獲得単価(0.55ドル)はEMEA(0.15ドル)と比べると依然として非常に高くなっています。世界的に見て、平均のCPIは約0.25ドルを前後しています。2020年に急激に成長したモバイルゲーム業界の勢いは、2021年も衰えを見せていません。AAAゲームの人気上昇や、新たに登場したサブスクリプションモデル、中国の開発者の市場参入などさまざまな要因がある中、ゲーム業界は引き続き多様性を高め、新しいユーザー層やゲーマーのタイプにリーチしています。モバイルで最も成長しているカテゴリーとして、ゲームはアプリの世界に影響を与えるパイオニアとして挑戦を続けています。ゲーム開発者にとって、Facebook、Google 広告、AppLovin、Unity、Apple Search Ads、IronSource、Mintegralはどれもユーザー獲得を行うのに適したプラットフォームです。開発者でなくとも、モバイルの他のカテゴリーはゲームから学べることがたくさんあります。ゲームのユーザー獲得に通常採用される方法として、あらゆるカテゴリーで役立つ広範囲なオートメーションとABテストがあります。また、ゲーミフィケーションはゲームアプリ以外でも一般的な道筋になりつつあります。
調査結果 3
東南アジアがモバイルコマースの急成長を牽引、新たなパートナーの成長を拡大
最新のレポートは、多くの場合モバイルオンリーのモバイルファースト市場である東南アジア(SEA)が、デジタルリテールのシェアで中国とインドを追い抜いた ことを示しています。パンデミック中、約700億人のオンラインユーザーがMコマース分野において(Shopee、Lazada、Tiki、Tokopediaなどのプラットフォームに)獲得されたと予測されており、SEAの消費者がオンラインで買い物をする習慣が続いていることから、この成長は持続するものと見られています。現在行われているオンラインショッピングの約75% がコロナ後も継続し、2021年の終わりまでにSEAのデジタル消費者が3億5,000万人に達するという見込みです。これは同地域の全消費者の80%にもあたります。また、売上は今後5年間で2倍になり、2026年までに2億5,400万米ドルに上ると予測されています。
Adjustのデータはこうした成長傾向や予測を反映し、裏付けており、2021年の現時点でEコマースのインストール数は、目覚ましい成長を遂げた2020年に比べて18%増加しています。
広告主は主に地域全体でソーシャルメディアとEコマースの組み合わせに依存しており、現在、ソーシャルコマースの売上は1,090億ドル市場の44%を占めると推定されています。APACのソーシャルコマースの成長を後押ししているトレンドのひとつに、Eコマースアプリやブランドによるライブストリーミングがあります。大手プレイヤーは、商品のライブ販売、マイクロインタラクション戦略、ミニゲーム、セレブとコラボしたインフルエンサーマーケティングによって高度なソーシャルメディア連携とデジタル決済オプションを使用して顧客を引き付けているのです。これらの方法は、コンバージョンを促す質の高いショッピングエクスペリエンスを作り上げる上で非常に効果的です。Wavemakerのアジア太平洋 最高事業成長責任者、シャーロット・ライト(Charlotte Wright)氏は、「ソーシャルメディアは同地域において優れたEコマースプラットフォームを構築する上で欠かせないパート」だと述べています。
SEAへの予算投入を検討しているEコマースのユーザー獲得(UA)マネージャーにとって、GoogleやFacebookは依然としてトップのマーケティングチャネルです。しかし、TikTok、Affle、Naver、Kakao、Inmobi、Appier、Appnext、Pokktなどのネットワークも注目されており、バイイング戦略に適したオプションとなるかもしれません。トップのネットワークから枝葉を広げ、成長を促進している新しいパートナーや小規模なパートナーにも予算を投入することで、UAマネージャーは質の高いインストールをもたらす新しいチャネルを発見し、SEAのオンラインユーザーや消費者にリーチする力を高められる可能性があります。
120%
Eコマースの
インストール数
2021年
調査結果 4
コロナ禍で急成長を遂げたフードデリバリーアプリは引き続き好調
フード&ドリンクカテゴリーは、ソーシャルディスタンスを確保した安全で便利なサービスを消費者に提供することにより、ロックダウン期間を通して世界的に高いパフォーマンスを記録しました。料理への関心とフードデリバリーの人気が高まったことから、フード&ドリンクアプリとフードデリバリーアプリは非常に多くの新規ユーザーを獲得しました。2020年3月、米国の消費者の75%がロックダウン下でも食料品店の商品をオンラインで購入すると回答しました。これを裏付けたのが食料品販売・デリバリーサービスのInstacartのレポートで、同社は米国でのロックダウンが3週目に突入するまでに2022年度の目標を達成 したのです。
2020年のフードアプリの急成長は、多くの場合人的に作り出された需要によるものだと考えられ、売上前年比122%増 とコロナ前予測の38%をはるかに上回りました。
しかし、この傾向は2021年を通して持続しました。一部地域で規制が緩和されたにもかかわらず、成長の勢いは止まらずフードデリバリーアプリの収益は世界的に記録的な数字を達成しています。米国では、2021年の収益は280億ドル と2020年の260億ドルから増加し、2025年までには420億ドルに上ると予測されています。
フードデリバリーアプリの収益増加予測
英国でも同様の傾向が見られ、2020年に59億ドルだった収益が2021年には65億ドルに増加すると見込まれています。ヨーロッパでは今年205億ドルに達し、昨年の189億ドルを上回る予測です。世界の市場全体を見ると、Business of Appsの推定ではデリバリーアプリの収益が2021年末までに1,200億ドルに増加し、2027年までに3,000億ドルに上ると見られています。このことから、パンデミックであろうがあるまいが、フードデリバリーアプリの成長の勢いは衰えていないことが分かります。
フードデリバリーカテゴリーの多様性も高まっており、Gopuff、Gorillas、Flinkなどの、顧客から注文を受けたら「10分以内」に食料品を配達するサービスは、過去1年半で最も大きな成長を見せています。2020年創業のGorillasは現在9ヶ国・55都市に展開しており、その事業価値は10億ドルと、ドイツで最も速くユニコーン企業としてのステータスを得たスタートアップです。
App Storeは、米国における過去何ヶ月わたる成長の大部分を後押しし、新規インストールの73%がApp Storeによるものとなっています。ヨーロッパでは、Playストアは合計ダウンロード数の58%と、新規インストールのほとんどを占めています。また、2021年の最初の2ヶ月間におけるヨーロッパのフード&ドリンクのダウンロード数は7,400万回を記録し、この時点ですでに2020年の合計ダウンロード数の82%に達しました。ロックダウンがこのカテゴリーの急成長のきっかけだったとしたら、ユーザーのアプリ利用率は全く低下していないと言えます。
Adjustのデータは、フード&ドリンクアプリは一貫して上向きの成長を続け、止まる様子がないことを物語っています。2020年の世界的なインストール数は前年比19%増で、2021年はさらに20%増となっています。セッション数の伸びはさらに好調で、2020年は前年比71%増、2021年はすでに34%増を示しています。
この成長を促しているネットワークのトップはGoogle 広告、Facebook、Apple Search Adsですが、SnapchatとTikTokも上位5位に入り、それにAppLovin、Headway、Digital Turbineが続いています。ソーシャルプラットフォーム以外に予算投入先を広げたい場合は、これら3つを検討するのが良いでしょう。
調査結果 5
ショート動画配信アプリがソーシャルメディアの新たな推進力に
TikTokやInstagram Reelsをはじめ、その他多くのプレイヤー(Snapchat Spotlight、YouTube Shortsなど)が参入しているショート動画配信プラットフォームは、ソーシャルメディアのための新しい推進力として登場し、成長著しい市場を席巻しています。ショート動画配信プラットフォームのアプリ内滞在時間は全体的に増加し続けており、ショート動画もより強力なフォーマットとしてソーシャルコマースにおける重要なプレイヤーとなっています。特に米国では、TikTokは誰もが認める牽引役である一方で、InstagramやYouTube、さらにTrillerやDubsmasなどのスタンドアローンプラットフォームも市場における存在感を高めています。
全世界で10億人のアクティブユーザーと15億回のダウンロード数があるTikTokは、ショートフォームに参入しようとするマーケターにとって魅力のあるプラットフォームです。他のソーシャルメディアと同様に、TikTokはユーザーエクスペリエンス全体にショッピングを取り入れる機会を積極的に提供しています。ユーザーの1日のTikTokアプリ平均使用時間は52分で、アメリカとイギリスではその使用時間がYouTubeを抜いて1位になったこともあり、エンゲージメントを高めるチャンスは十分にありますが一方で競争も厳しいとみられています。
2020年10月、TikTokはShopifyと統合し、TikTok for Businessアカウントを持つShopifyのマーチャントは、TikTokのプロフィールにショッピングタブを追加し、商品カタログを同期させて、チェックアウトに直結したミニストアフロントを作成できるようになりました。
また、このプラットフォームは、ウォルマートと共同で10人のクリエイターを集めたイベントを行い、ショッピングができるライブストリーミングテストを実施しました。ストリームを見ている人が買いたいものを見つけたら、クリックして購入することができるものでした。
5W Public Relationsの最新の消費者文化レポートでは、Z世代ユーザーの28% がTikTokで宣伝された商品を少なくとも1回購入したことを示しています。
同様の機能を提供するInstagramのリールでは、クリエイターはリール広告に表示される商品にタグを付け、ユーザーはそれを保存したり「商品を見る」ボタンから直接購入したりできます。
消費者の84%がブランドの動画を視て商品やサービスを購入することを決めたことがあると回答しており、視聴者はショート動画経由で受け取ったメッセージの95%を保存することが分かっています。また、ブランドの93%がソーシャルメディアの動画から新規ユーザーを獲得したことがあると回答しており、ショート動画はユーザー獲得(UA)戦略に組み込みたい重要なフォーマットだと言えます。結果として、Google 広告、TikTok、Snapchat、Apple Search Ads、FacebookがiOS・Androidのすべてのカテゴリーにわたってランキングを独占しています。